2019年09月08日 死に関する記述 ショーペンハウワーに ショーペンハウワーは言いました。「死の恐ろしさはわたしは消え世界は残るという虚像に基づく。しかし反対が真なのだ。つまり世界は消えるがわたし(自我)の内奥の核心、かの主観の担い手産み手は存続する。世界はその表象のうちにのみ存在したのだ。脳髄において。」と。たしかに死は結局はっきりとわからない。しかし、死後、生きている人にはその人の痕跡をみることになります。残していったモノが残る。その人の人生なども記憶される。生は自分が生み出した意識かもしれない、それはぬぐえないが、死によって、人というものが個々の分断された意識でなく、意識の集合体であることが立証される。