works*

2005-2006年,2011年‐現在に至るブログ。

2019年08月

毎日暑い日が続いていますが
お元気でいらっしゃいますか?

最近、知人が急逝し
人は死ぬものだと当たり前のことを
当たり前に受け取れていなかったと。

逆に慕しき人が亡くなると
あちらの世界が半分開いたような気持ちになり
順番なのだからとか
あちらに待っている人がいるのだと
会えるのか会えないのかわからないのに勝手に解釈をしたりしなかったり。

漱石さん、私はいつの頃からか青磁器が気になり
大阪の東洋陶磁美術館に出向いたり
また検索などをしておりましたら
偶然あなたの収蔵品というもののなかに
青磁器が何点か残っていることを知りました。

筆洗い用の青磁器
それから高麗青磁象嵌雲鶴文などといった珍品がありました。
これはデジタルライブラリーで写真を公開しているもので現物は神奈川近代文学館にあるようです。
書画などもありますので一度来館したいと思います。

あとイギリスの時のものでしょうか鉛筆がありました。

ではまた

かしこ


夏目漱石デジタルアーカイブ

IMG_3641
IMG_3642

こんばんは。

【中古】 夜間飛行 新潮文庫/サン=テグジュペリ【著】,堀口大學【訳】 【中古】afb
【中古】 夜間飛行 新潮文庫/サン=テグジュペリ【著】,堀口大學【訳】 【中古】afb

夜間飛行
この本は思い入れのある本です。
自分では選ばなかった本です。

フランス文学が好きですが
恋愛模様とか家族模様とか「模様」が多かった。

夜間飛行は仕事に対する私の考え方を変えた本です



夜間飛行は人の冷酷さの中に
仕事を遂行するにあたり厳しくことにあたらなければならない事について理解できます

手紙を送り届ける飛行機での郵便事業
それは人々の通信を充します。

その仕事にあたる指揮官リヴィエールの心のなか


私に 必要なのはリアリズムであったのだろう。




漱石さん こんにちは

最近、何かしらで「行人」には和歌浦のことが書いているということを知り読むことにしました。

行人改版 (新潮文庫) [ 夏目漱石 ]
行人改版 (新潮文庫) [ 夏目漱石 ]

和歌浦は思い入れがある土地です。

昔の和歌浦を感じることができました。
ここにエレベーターがあったことや
難波から和歌山市までの列車の食堂で昼食を食べたこと。
車中からの眺めの海と草木の色、
和歌山市から紀三井寺まで電車が走っていて市内から和歌浦までは遠く描かれていること
(そういえば岡公園にその和歌山水力電気鉄道の市電が飾られていました)

和歌山らしく大あらしに見舞われ、今の県庁付近に宿泊したようす。
兎にも角にも漱石さんが和歌浦にきて居たことがうれしいです。

その行人の中で印象的だったのが有馬のことです。
有馬か和歌浦か景勝地の話になり有馬の案が出て流れます

有馬へは犬に梶棒をつけて人間を乗せて上がるとあり驚きました。
今は有馬までは神戸電鉄が走って居ます。
有馬までの山越えを犬に頼るとは犬が気の毒でなりません。
人の遊興のために、しかも水を飲まさず働かせるとあり重ねて重苦しい気持ちになりました。

そういったところ
当時を知ることになり、また
人の冷たさなども感じます。


↑このページのトップヘ