開催場所は神戸市立博物館です。
博物館はこの会期のあと改装に入ります。
吹き抜けで開放感があり近代の豊かさを感じられる建物です。人の気配(歩く音や小さな声)もここちよい博物館です。
新古典主義建築だそうで紀元前のギリシャの建物をも連想させる外観はまさに居留地を代表する建築といえます。
入り口にロダンの彫刻がお出迎え。
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今回はボストン美術館展、ボストン市民が海を渡り、エジプトや日本やヨーロッパで収集し寄贈したことがわかるようにコレクターの略歴もスポットが当たる構成になっています。

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ゴッホなど印象派、日本美術や中国美術、墨絵の龍はモノクロでここまで表現できるのだと感じ入りました。

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芸術作品、とりわけ今回は版画写真では近代社会がリアルに映し出されていて、問題を表出する作品もあります。芸術作品は細かく見たり、時代背景を知ることでぐんとおもしろくなりますが、なかなか奥が深いです。

サムテイラージョンソンの静物は映像作品です。はかなさを静物に盛り込むことの現代版と言えます。

今まで知り得なかった画家にもたくさん出会え良かったです。

ミレーも良かったです。

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